八段錦とは?
八段錦は、中国の伝統的な気功法である。
八つの動作から構成され、気軽にできる健康体操として、老若男女問わず広く親しまれている。
一般的に八段錦は、およそ800年以上前、中国の宋の時代に創られたとされている。
伝説では南宋の英雄、岳飛が創った、とも言われる。(あくまで伝説)
また、八段錦という文字は、同じく南宋の儒者、朱熹(朱子学の祖)の言行録でる「朱子語類」にも出てくる。
さらに調べると、古くは晋の時代の書「神仙伝」にも八段錦という文字が見える。
およそ1,300年前、宋代より遡ること500年前、すでに道教の養生法として、その原型は存在していたのかもしれない。