天津 中国養生気功 八段錦

八段錦とは?

八段錦は、中国の伝統的な気功法である。

八つの動作から構成され、気軽にできる健康体操として、老若男女問わず広く親しまれている。

 

一般的に八段錦は、およそ800年以上前、中国の宋の時代に創られたとされている。

伝説では南宋の英雄、岳飛が創った、とも言われる。(あくまで伝説)

 

また、八段錦という文字は、同じく南宋の儒者、朱熹(朱子学の祖)の言行録でる「朱子語類」にも出てくる。

 

さらに調べると、古くは晋の時代の書「神仙伝」にも八段錦という文字が見える。

およそ1,300年前、宋代より遡ること500年前、すでに道教の養生法として、その原型は存在していたのかもしれない。


一段錦

そうしゅたくてんりさんしょう
双手托天理三焦

胃腸を整え、血行をよくする。

二段錦

さゆうかいきゅうじしゃちょう
左右開弓似射彫

心臓と肺の機能を高める。また、足腰も強くなる。

三段錦

ちょうりひいすたんきょ
調理脾胃須単挙

脾臓と胃を整える。また、ストレスも解消される。

四段錦

ごろうしちしょうおうこうしょう
五労七傷往後礁

肉体疲労、精神疲労を回復させる。


五段錦

ようとうはいびきょしんか
揺頭擺尾去心火

精神疲労を回復させ、ストレスを解消する。また、足腰も強くなる。

六段錦

りょうしゅばんそくこじんよう
両手攀足固腎腰

腎臓の機能を高める。腰、腹筋、背筋も強化される。

七段錦

さんけんどもくぞうりょくき
攅拳怒目増力気

足腰を鍛え、気力を増加させる。集中力を高め、ストレスが解消される。

八段錦

はいごしちてんひゃくびょうしょう
背後七顛百病消

肝臓や肺の機能を高め、血行をよくし、疲労回復を促す。